復興を超えて、創造へ

  • GRAとは
  • 最新情報
  • 寄付・支援
  • 団体概要

最新情報

  • Home
  • 最新情報
  • 【レポート】GRA インド・スタディツアー(1)~ムンバイにてスラムを視察

【レポート】GRA インド・スタディツアー(1)~ムンバイにてスラムを視察

2016年7月16日 GRAツアー 教育事業
Facebook
fb-share-icon
Twitter
Tweet
Instagram

インドすらむ
■1日目(1/8金):インドに向けて出発!!

AMに日本を経ち、バンコク経由で夜22時過ぎにムンバイ(チャトラパティ・シヴァージー国際空港)着。

空港の巨大さ、デザインの秀麗さに驚愕。
空港から約1時間かけて、市中心部のホテルへ(インドの空港は中心部から遠い!)。

皆さん、長旅の疲れで早々に部屋へ・・・。しかし、部屋によってはなかなか温かいお湯が出てこなかったとか。それでも我慢すればそのうち出てきたらしい。こんなことで苛立ってはダメ、当たり前だけどここは日本じゃないのだ。受け入れるしかない。

明日からいよいよツアー開始!

 

■2日目(1/8金):ムンバイにてスラムを視察、そしてプネへ。

【世界最大規模のスラム】********************************************

出発前にMTG、紹介。

ここで、GRA代表岩佐さん(ひろきちゃん)より、苺栽培の匠/レジェンドである橋元忠嗣さん、インド事業責任者の渡辺周さん(しゅうさん)、GRA理事の斉藤 光弘さん(みっちゃん)らの紹介。そしてHISの内田さん(うっちー)から本日のブリーフィングを受ける。

 

バスに乗り込み、スラムへ。

さて、このスラム。Dharavi(ダラヴィ)地区と呼ばれており、世界でも最大規模で100万人以上(!)の人が暮らしていると言われている。かの有名な映画「スラムドック・ミリオネア」の舞台にもなっているとか。

現地のNPO団体に属するムンバイ大学学生がガイド。

写真撮影は厳禁。歩いて良い場所といけない場所があり、許可された場所を歩く。

街中はまるで迷路。細い路地を縫うように歩く。ガイドからはぐれたら一大事、とても戻れる自信はない・・。

スラムと聞いて我々が連想するのはどうしようもできない貧しさ、不衛生さ、絶望感。でもここで目にした光景は違ったものであった。廃棄物プラスチックのリサイクル関連、段ボール製造、皮製品、アルミニウム等の工場。焼き物(窯業)の密集区画。一つの一つの品物の生産やリサイクルのサプライチェーン(分業・協業の仕組み)があった。それぞれの場所で、人による作業があり、仕事をして収入がある。さらに、食べ物を取り扱っている商店街がある。私立の学校も、公立の学校もある。語学や数学を勉強しているのだろうか。

聞いたところ、ダラヴィ地区は政府の認可を受けたスラム。スラムには非認可と認可がある。認可されたスラムであれば、住民票もあれば、選挙にも参加できる。インドは民主主義ゆえに、多数のスラム居住者が、政治家にとって重要な投票層となっている。だからか、税の優遇施策などもある。補償なしには強制的に退去されない。そういった優遇施策やコミュニティとしての強い繋がり等により、一定の収入があってもスラムに住み続ける人もいる。つまり、我々がみたスラムは、貧しくてどうしようもできない絶望的状況ではなく、いわばある種の経済・生活圏が成り立っている。

でも、これはスラムの一つの側面にすぎない。我々の想像を超えるような闇の部分や、絶望的な貧しさも存在するだろう。ムンバイには現代的高層ビル群がある。大富豪の巨大な豪邸もそびえる。そのすぐ近くに、広大なスラム街が広がる。そのスラムにもいくつかの様相がある。かようにも、ムンバイは多様な都市構造から成り立つ。

左写真はバスの横で平然としゃがみ込んで大きな用を足す子供。なんでわざわざ目の前で?と疑問だったけど、そこが彼らの日常の定位置らしい。しかし、リアルすぎる・・・汗。

そしてスラムツアーの最後に、名門ムンバイ大学の学生ガイドが一言。「ぼくもスラム出身なんだよ。その辺で生まれ育ったんだ。」と指さす。・・・驚いた。どおりで路地にやたら詳しい訳だ。スラム出身といっても、スラムで暮らす人生ばかりじゃない。目標をもって、努力すれば、別の道が開ける。地位や格差は固定化されているばかりじゃない。可能性はある。インドの懐の深さを思い知る。

スラムガイドツアー

そして、日本人の立場からみると、そういう人たちとの勝負が、世界では待っている。

▼:以下に続く:【レポート】GRA インド・スタディツアー(2)(2016.1.8~12)~プネへの旅

« 【レポート】GRA インド・スタディツアー(序章)(2016.1.8~12)
【レポート】GRA インド・スタディツアー(2)(2016.1.8~12)~プネへの旅 »

人気記事

  • 【レポート】GRA インド・スタディツアー(1)~...
  • 山下中学校で「職業人の話を聞く会」を実施しました...
  • 【レポート】GRA インド・スタディツアー(5)~...
  • 2017年8月 第5回山元ミガキ塾、開講しました...
  • 【NEWSPICKS】一次産業はブルーオーシャン。...

カテゴリー

  • プロジェクト
    (1)
  • 教育事業
    (49)
    • 山元ミガキ塾
      (9)
    • ドリームツリー
      (1)
  • 交流事業
    (20)
    • GRAツアー
      (10)
    • ミガキハウス
      (3)
    • Shibuya Migaki Base
      (3)
  • お知らせ
    (17)
  • メディア掲載
    (20)
  • コラム
    (3)
  • イベント
    (6)
  • 団体概要
    (7)

アーカイブ

検索

  • GRAとは
  • 最新情報
  • 寄付・支援
  • 団体概要
[ 関連情報 ]
  • 株式会社GRA
  • ICHIGO-WORLD
  • ミガキイチゴ
  • 岩佐大輝ブログ
  • 山元ミガキハウス
  • 山元ミガキ塾
  • みやぎのみなみ
        

c 2011-2021 GRA NPO