GRA代表岩佐の新刊「甘酸っぱい経営 株式会社とNPOを併せ持つGRAモデル」に出てくる人々について、本書で取り上げきれなかった人物像を岩佐自身の言葉で語ってもらいました。第三弾は 勝部 達也さんを紹介します。
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拙書『甘酸っぱい経営』(カドカワミニッツ)の登場人物紹介シリーズ第二弾はGRAの若手ホープの 勝部 達也さん。
最近は年の離れた弟のように感じることが多いなぁ。
さて、勝部君とはじめて出会ったのは今から3年半ほど前で彼はまだ大学4年生の21歳。
私は彼の前のめりで猪突猛進な感じが何とも好きで、アシスタントとしてインターン(アルバイト)をしてもらうことにした。
彼は、私にべったり張り付き、トップマネジメントのあらゆる意思決定の現場に同席してすべてを吸収しようとしていた。
彼にとっては得難い機会だったに違いない。私もあらゆることを彼に話した。
GRAはちょうどその時期、インドでのプロジェクトが2年目に入ろうとしており駐在スタッフを募集していた。
文化も宗教も習慣もまるで違うインドで現地のスタッフと英語でコミュニケーションしながら農場を運営するというタフな仕事だ。
私は、勝部君にその候補として声をかけてみることにした。
彼は大学院への進学が既に決まっており、それを蹴ってインドに渡るというのは大きな決断だ。もちろん、田舎から彼を見守っている親御さんの立場にしてみれば、大学院に行かずにインドに行くなんて信じられない話だろう。
彼は反対する親御さんを見事に説得し、インド行きの切符をつかんだ。その時の彼は英語もまだまだ、いわゆる猪突猛進でやんちゃな若者だ。
3か月後、彼はインドに旅立った。
約1年の駐在中、見事に結果を出した。
今ではインド人とのコミュニケーションを英語で難なくこなし、インド以外でもGRAの海外事業において重要な人物として成長している。
あの時の彼の一瞬の意思決定と行動。
わずか1年で彼が何倍速で成長したかを想像してほしい。
言うまでもなく彼はグローバル人材に成長した。私にとっても、とっても嬉しいことだ。
今では数億円を投じて建設した山元町の先端研究施設の栽培責任者として活躍してくれている。
まさに経営者冥利に尽きる。彼がなんでそれが出来たのか、『甘酸っぱい経営』に詳しく書いた。
学生の皆さんもぜひ読んでみてくださいね!
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日本から世界に飛び立つミガキイチゴが出来るまで物語。
GRAグループが歩んだ4年間とそこで夢を追いかける人々の想いを50分で読み切るミニブックに凝縮しました。
ここにはいくつになっても「甘酸っぱい」青春の中に生きる大人達がいます。
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